切り返し(打ち返し)とはの目的
切り返しは、正面打ちと連続左右面打ちを組み合わせた剣道の基本的動作の総合的な稽古法であります。正しい切返しの稽古の中で剣道の「構え(姿勢)」、「打ち(刃筋や手の内の作用)」、「目付」、「体捌き」、「足さばき」、「間合いのとり方」、「呼吸法」さらに「強靭な体力」や「旺盛な気力」などを養い「気・剣・体一致の打突」の習得をねらいと言われております。
初心者も熟練者も必ず行うことが大切であり、切り返しの稽古を行うことで次のような効果があらわれると言われております。
◎身体の動作が軽妙になり敏捷性を養うことが出来る。
◎身体、手足の力量が増大し筋力の増強に役立つ。
◎自然に呼吸法が身に付き持久力などを養うことが出来る。
◎気力が旺盛になり気剣体一致の打突が可能になる。
◎悪い癖を矯正や予防のため虚勢することが出来る。
◎手の内が良くなり打ち方が上達する。特に左の返しが上手になる。
◎常に正確な打突部位をとらえることにより相手との間合いが見えてくる。
◎稽古の前後に行うことにより準備、整理運動になる。
このような効果があらわれると言われております。
稽古の実施においては全身の気力を込めて行い初心者の場合ゆっくり大きく正確に行い段々と早くすることが大切であると言われております。
草々
追伸、切り返しで元立ちの方がしっかり体当りを受けてから左右面を打たせる稽古と、元立ちの方が体当りの寸前で身体を後ろに引いて左右面を打たせる稽古がありますね。