6月8日(日)9:30~宇都宮市立宝木中学校武道館にて八段受験者研究会が開催され、吉澤、薄、藤原、荒井、坂本、私の6名が参加しました。
最初に切り返し、基本打ち(自由)を行ってから、4人1組で八段審査「初太刀」を意識して、一人の方が連続3回打ち合う場面をビデオ撮影をしました。
前回までは「面に対する応じ技」でしたので、相手は必ず面を打って来ます。
と言うことは相手の面に対して「出鼻面」や「すり上げ面」「身体を捌いて引いて面」等決め打ちも可能ですし、また、少し反応が遅れても「返し胴」で対応が出来ました。
しかし、今回は初太刀の取り合いになるので相手がどう出るかわかりません。相手の心理を読んで打ち込むことになりますが、待っていると対応が遅れるし、打ち込みたい気持ちが強くなると攻めたつもりでも相手が動じていなければ出鼻技を打たれるし返し技を打たれます。
なかなか有効打突につながりません。
ビデオを放映すると皆さんから
・攻め入り(攻め足)が足らない。
・攻め入る時、面の物見の位置が下がって脅かしているように見える。(これは私のことでしたがやはり出遅れました)
・相手の心理を読んでしない。
・打ちたい気持ちよりいつ攻め入るかを考えるべき。
・一足一刀で掛け声はいかがなものか。(やはり遠間)
・触刃の間、一足一刀の間、打ち間を意識すべき。
・打ち込んだらしっかりすり抜けるべき。
・相手が攻め入っても動じることなく・崩れることなく「打たせて勝」技は見栄えが良い。
等多くの意見がでました。研修会も感じたことを自由に発言するようになって有意義に感じました。
次は立合です。
藤原(八段)は、ビデオ撮影と時計掛かりでしたが、他の先生方は1分30秒の立合を各々2回行いました。
先程の練習で反省点が指摘されていたので、皆さんいつもより慎重に相手の心理を読んで立合いを行っていました。
良かったと思いました。
最後は、稽古で締めくくりましたが、いつもより剣先の攻防に勢いがあり打ち切っていた感じが見られました。
またお願いします。
ありがとうございました。
草々