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プレビュー (投稿前に内容を確認)
  

太刀の三本目について

松村先生、質問ありがとうございます。

日本剣道形解説書(昭和で56年12月7日制定)による剣道形の三本目は、「打太刀、仕太刀相下段で互いに右足から進み、間合に接したとき、互いに気争いで自然に相中段になる。そこで打太刀は機を見て、刃先を少し仕太刀の左に向け、右足から一歩踏み込みながら、鎬ですり込み、諸手で仕太刀の水月を突く。仕太刀は左足から一歩大きく体をひきながら、仕太刀の刀身を物打の鎬で軽く入れ突きに萎やすと同時に仕太刀の胸部へ突き返す。」と解説されています。

三本目の難しいところは、「入れ突きに萎(な)やす」と言う動作です。
故佐藤博信先生より、入れ突きに萎やすとは、「相手が突いてくるのに対して、自分も突きながら相手の刀を手元に引き寄せて萎やす」とご指導いただきました。

では、どの部分で萎やすのか。
「仕太刀は、左足から一歩引きながら、打太刀の刀身を物打の鎬で入れ突きに萎やすと同時に打太刀の胸部へ突き返す」とあります。
佐藤先生に、どの部分で萎やすのかご指導は受けておりませんでしたが、私が考えるには、物打ち「鎬地」の部分を使って萎やすと考えます。
松村先生、詳しくご指導いただけると幸いです。

また、打太刀は機を見て仕太刀の水月を突くとなっていますが、「機を見て」とはどのような状態(タイミング)なのでしょうか。形(かたち)には現れませんが、「仕太刀が突こうとする気の起こりが「機」であり、仕太刀は打太刀の突きを待ち受けて萎やすのではない」と指導を受けました。
この部分もご指導いただけると幸いです。
草々
追伸
日光大会で、打太刀:菅波一元先生、仕太刀:白石正範先生が演舞をされた剣道形が一番印象に残っております。

鎬のつかいかた

ここを、みてる方からの質問がありました
日本剣道形の五本目、六本目、それぞれ、手首はどちらにひねりますか?と
私の応答は、ひねるは刀法にありません、と
つまり、五本目も六本目も刃先を真下にして、表鎬地、裏鎬地を打ち太刀の平(刃)地に合わせて擦り上げる(しのぐ)、と
ちなみに、四本目は平地と平地、七本目は鎬地と鎬地、小太刀三本はすべて仕太力の鎬地をつかいます
さて、太刀の三本目はどうでしょうか?どうつかうのが刀法でしょうか?答をみつけてください
当然、反論はあって、しかるべきですが、いかがでしょうか?

みくら会館の稽古に参加して

4月15日(月)みくら会館の稽古に参加させていただきました。

今回は、松村先生にお願いした内容を投稿します。
自分から攻めて打ち込んで行く気持ちは当然ですが、全く面が当たりません。何度、攻め込んで面に打ち込んでも全て見極められて面まで届きません。先生を誘ってみても全く動じることなく、強引に面に打ち込むと相面で撃沈。途中から小手面に変化を盛り込むでも無駄でした。
何が悪いのか心の中で首をかしげながら攻め合いに望みましたが、手応えのある技は一本もなく、最後に面を打たせていただいて終了となりました。

稽古終了後に挨拶に伺うと『今日は打ち込む前の攻めが単純で読めたよ。打ち込んで来る時の竹刀の『刃』もしっかり見えたよ。』と感想をいただきました。惨敗でした。

振り返ると少し遠間から一足一刀の間合に安易に攻め入って打ち込んでいたので先生に見極められたと感じました。ただ間合いを詰めて打ち込んでも相手を崩すことも相手の気持ちを読むこともできません。『相手の気持ちはどうなのか。相手は出鼻を狙っているのか。それとも自分を引き出そうとしているのか。』等考えて望まなくてはならないと再確認させていただきました。
次は焦らず頑張りたいと思います。
ありがとうございました。
草々

第55回栃木県実業団剣道大会について

5月26日(日)宇都宮市河内体育館にて第55回栃木県実業団剣道大会(個人試合)を開催いたします。
詳細につきましては、実業団HPに掲載いたしましたのでご確認の程よろしくお願いいたします。なお、栃木県実業団剣道連盟創立55周年を記念して、各企業から選抜された選手による東西対抗試合を行います。どのような試合が展開されるかご期待下さい。
草々

中段の構えも奥が深い

中段の構えについてもアドバイスいただきありがとうございます。
構えをしっかり意識すると貫禄も出て来ると感じました。

愚問になるかもしれませんが、この構えは木刀(刃引き)の場合と受け止めました。
私は、面を着けての稽古する場合
相手の身長が同等の場合は、切先は喉元。
相手の身長が高い場合は、切先は胸飾りを意識しています。
相手の身長が高い場合、切先が眉間または左目になると『竹刀を払って打ち込まれたり、竹刀を巻かれたり』を防ぐためです。
剣の理法の修練の話ですので愚問と思いましたが。
草々

ちなみに

中段の構えでの刃先の方向を意識してください
切先の方向は眉間(上丹田)、または左眼を意識なさっているでしょうが、刃先の方向を、相手の上丹田(眉間)から喉元を通しての中丹田(胸元・鳩尾・水月)、そして鐔元を通しての下丹田(臍部と陰部の中間)を通す真っ向斬りを鎬地と同様に意識して構えると、剣の理法(心法・刀法・身法)の修錬になるのではないでしょうか

回答ありがとうございます

松村先生、早速のご回答ありがとうございます。
構えおよび鎬を意識することは非常に重要と感じました。
ありがとうございました。

茂呂理事長からの補足要望二点

上段・ハ相の構えでの刃先の向きは相手の顔と左肩の間、つまりГ左肩口」に向けます。
お坊さんが左肩から右腰に掛けている袈裟を想えばわかるかと、つまり「袈裟斬り」の刃筋に向けます。
二点目、鎬筋の上側を鎬地、下側を刃地、または平地といいます。
ちなみに、鎬(しのぎ)は凌(しの)ぐに通ずるとも言われています。雨風(向かってくる刃)を凌ぐというように

剣道講習会①を受講して

4月14日(日)栃木県武道館にて剣道講習会①を受講して来ました。

まず最初に、安良岡修主任講師による座学が行われました。
その中で「剣道の理念」について受講者に説明できるか伺うと見事に答えた方がおり会場から拍手が沸き起こりました。
皆さん剣道の理念言えますか。


「剣道は剣の理法の修練による人間形成の道である」
見ないで言えた方は拍手ですね。

次は木刀による剣道基本技稽古法です。
私は、稲葉尚正実業団副理事長と組むことができたので細かな部分まで確認することができましたが、背が高いので物打ちで面を打ち込むのが大変でした。

基本技に入る前に「五行の構え」を確認しましたが、上段・八相の構えの刃はどの方向を向いていますか。
相手の方に向くのは当然ですが、自分の構えを松村先生に確認していただいたところ相手の身体より刃が左側に外れているとご指摘いただきました。
刃は相手の左肩と顔の間(何と表現すのか分かりませんが)に向けるようご指導いただきました。
松村先生補足お願いします。

また、面返し胴については平打ちになっている受講者が多いと感じました。45度の角度で胴に返す訳ですが左鎬のどこで返していますか。
鎬は鎬筋の上側と下側(何と表現するのかわかりませんが)に分かれていますが、ほとんど方は下側ですり上げたり返したりしていると思います。私は、上側を意識して行うと回して平胴にならないと以前ご指導いただき意識して行っています。実戦での面返し胴で試して見てください。素早く・45度の角度で打てると思います。

次は、審判法です。
審判旗の旗の角度や有効打突の見極めを確認しました。
ここで確認です。
剣道試合・審判規則第1条言えますか。


「剣の理法を全うしつつ、公明正大に試合をし、適正公平に審判すること」
見ないで言えた方は拍手ですね。


次は有効打突の条件を言えますか。


「充実した姿勢、適正な姿勢を持って竹刀の打突部で打突部位を刃筋正しく打突し残心あるものとする」
見ないで言えた方は拍手ですね。


最後は面を付けての練習です。
私は、膝が悪いので蹲踞は出来ないし「もたつく」ので郷間さん(小生の後輩)と端で面打ちの確認しました。
最後の稽古も郷間さんと休み休みお手合わせをお願いしましたが、まず感じたことは「間合」が違うことです。
自分の間合に攻め入ろうとすると面を打ち込まれるし、少しづつ間合を詰めても一瞬早く面を打たれていました。
自分の間合にどのように詰めるかが重要と再確認させていただきました。ありがとうございました。
受講者261名「芋洗い」状態でした。
皆さんお疲れ様でした。
草々

みくら会館の稽古に参加して

4月8日(月)みくら会館の稽古に参加させていただきました。

今回のテーマは
○攻め入った時に身体が沈まないようにすること。
○相手を脅かす攻めではなく自然に間合いを詰めること。
○右手が力まないようにすること。
を意識して稽古に臨みました。

最初は、相澤先生にお願いしました。
切り返しと面打ち2回を行ってから稽古です。
少し背伸びをしている感じの構えを維持して攻め合いを行って見ると攻め入った時に身体が沈まない感じでした。また、相手の竹刀の下回しで面に打ち込む場合が多いのですが、今回は、剣先を中心のままで出来るだけ最短で打ち込んでみると、面すり上げ面は打たれませんでしたが、最後に豪快な面をいただきました。
約20分間の稽古ありがとうございました。「息が上がった」

続いて金田先生と稽古になりました。
相手の攻めに対して崩れないこと、手元を上げないことを意識して取り組みましたが、反応が遅れて胴突き状態で回避した場面が何度かありました。反省。
手応えのあった技は、自分から攻めて相手の手元が浮いたところに打ち込んだ小手。金田先生より「参った」と蹲踞となりました。

続いて植田先生にお願いしました。
前半は、面に打ち込んだところを引いて面または竹刀で捌かれて手応えなし。迷って攻めていると遠間からの面を打たれました。
後半は、じっくり攻めて先生が出ようとしたところに面を打ち込んだ技と面に対して返し胴が唯一手応えのあった技でした。ありがとうございました。

最後は、松村先生にお願いしました。
約一か月ぶりの稽古です。
私の前に若手の方と稽古をしておりましたが、相手の面に対して竹刀の鎬を使って捌いたり、出ようとしたところを面に打ち込んだり見事な元立稽古を拝見させていただきました。
残りの稽古時間は約10分の時点での稽古となりましたが、今回のテーマを意識して取り組み初太刀は相面に勝って手応えのある面を打ち込むことができました。何度も稽古をお願いしてきましたが、今までで一番良かった面と思いました。気持ちも新たに二本目も面で勝負と焦らず攻めて入った打ち込んだところを今度は先生の相面で撃沈。ガッカリ。。。
「先ほどの面が台無しだぁ。」と気持ちを入れ替えようとしたら、先生より双方一本づつだったね。
と稽古終了になりました。
稽古時間2~3分程度でした。
ありがとうございました。
草々