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目付けについて

目の使い方や動きを剣道では目付けと呼び、古くから「一眼二足三胆四力」と言われ、大事な要素と言われております。

一般的には、相手の目を中心に体全体を見るようにし、特定の1カ所を凝視しないこととされています。特に、遠くの山を眺めるように相手全体を見ることを「遠山の目付け」と言われており、目は心の窓ともいわれるよいに、気持ちがあらわれやすい部分と言われております。

自分より上手な人に自分の心を悟られないように、わざと相手の目を見ないようにする場面もあります。この目のつけ方を「脇目付け」などと呼ばれております。

剣道においては、ただ漠然と相手を見るだけではなく、相手の状態や腕前、心の動きまでをも見抜くことが重要と言われております。

宮本武蔵は、著書「五輪書」で、相手の本質を見る目「観の目」、単に現象を見る目「見の目」と呼んでおり、「観の目」を強く動かせることが大事と述べております。
草々

剣道の構えの注意点について

剣道の構えが正しくないと、重心が偏りやすく、動き出しや踏み込みで力を十分に発揮できません。剣道の構えの中で、足幅は攻め・守り・動きの速さ等非常に重要なことから注意点についてご紹介します。

「理想の足の幅について」
足幅は、肩幅程度の左右開きと、前後の幅が相手との間合いや体格により若干異なりますが、左右幅が極端に狭いと安定性を欠き、広すぎると動き出しが鈍くなると言われております。
左右の足の開きは肩幅と同じくらいが基準と言われており、具体的には立って肩の端から端を測った幅が、そのまま足の間隔が理想と言われております。この幅にすると上半身のブレが少なくなり、また左右に安定しながらも素早く動き出すことができます。

「前後の幅について」
前足(右足)と後足(左足)の前後の間隔については、自分の一足長さを目安にすることが多いと言われており、足幅の前後を詰め過ぎると突きや打突で重心が乗り過ぎ戻りが遅くなります。逆に広すぎると間合いの調整が遅れ、踏み込み時の力を逃がしてしまいます。理想は前後約一足分をとることと言われております。

「重心と体格について」
身長・体重・体格によって理想の構えは変わります。例えば背が高く脚が長い人は前後幅をやや広めに取ることで踏み込み時の伸びが出しやすくなります。また加齢などで関節可動域が狭くなった場合は、足幅を少し狭めて膝への負担を軽減する構えを取ることも安定を保つ上で有効と言われております。

「中段の構えでの足幅について」
中段の構えは剣道の基本です。肩幅程度の左右幅と、前後に一足長さといわれる程度の幅を目安に取ることが推奨されています。
膝は軽く曲げて柔軟な構えとし、左足のかかとは床からわずかに浮かせておくことで動き出しを速くします。重心は左右均等または前足寄りに構えると攻守の切り替えがスムーズなりますが、右足の踵も紙一枚入る程度浮かせることが良いと言われております。

「鏡や動画を活用して確認」
・肩の開き具合と左右幅が肩幅と一致している
・前後の足の間隔が足一足分程度あるか
・膝の曲げ・伸ばしが自然で無理がないか
・左足かかとが床から少し浮いているか
・足先の向きが自然に真っ直ぐまたは軽く内向きか
等です。
研究して見てください。
草々

剣道の構えについて(その②)

「八相の構え」陰の構えともいわれ、諸手左上段の変形とも考えられます。自分から先に技を出さず、相手の出方により攻撃に転ずる構えとされています。

「脇構え」陽の構えともいわれ、刀身の長さを相手に知られないように構え、相手の出方に対し臨機応変に攻撃していく構えとされています。

二刀の構えは、太刀と小刀の日本の竹刀を同時に持つ時の構えであります。現代剣道における試合や稽古では、通常太刀が上段の構えとなります。

右手に太刀を持ち左手に小刀を持つ「正二刀の構え」と、右手に小刀を持ち左手に太刀を持つ「逆二刀の構え」の二種類があるとされています。

また、構えを大別すると有形的な「身構え」と無形的な「気(心)構え」の二種類に分けることができます。

宮本武蔵は、究極の構えは「形の構え」を離れ「心の構え」に重きを置くことが最も重要と説いています。要するに形の構えに心を止めたり、心を奪われないことが「必勝の極意」であると教示されています。
草々

剣道の構えについて

剣道の構えは、「中段の構え」が代表的であり、その他に上段、下段、八相、脇構えがあります。昔から、「五行の構え」または「五方の構え」などといわれ、現座の「日本剣道形」の中にも用いられております。

「中段の構え」人の構え、常の構えともいわれ、すべての構えの基礎となる構えと言われています。攻防のいかなる変化にするにも最も都合良く、一番有利な構えだとされています。

「上段の構え」天の構え、火の構えともいわれ、上から圧倒し、かつ炎のように激しい攻撃的な構えである。上段の構えにはいろいろありますが、左足を前に出した「諸手左上段」が一般的な構えだとされています。

「下段の構え」地の構え、守備の構えともいわれ、自らが攻撃的に仕掛けていく構えではない。剣先を下げて、相手の足下を攻め、突くぞと見せて自分自身を守り、相手の変化に応じて攻撃に転ずる構えだとされています。
草々

剣道講習会①を受講して

7月12日(日)矢板市泉体育館にて剣道講習会①を受講してきました。

高野先生、吉澤先生講師にて、座学、審判法、木刀による基本稽古法、面を着けての指導稽古と盛り沢山勉強させていただきました。
特に、審判法では多くの質問が出され受験者の方々真剣に取り組んでおりました。
早々
追伸、エアコンが効いていて快適でした。

形稽古について

松村先生、追記ありがとうございます。
次は、形稽古についてご紹介します。
形稽古と言っても日本剣道形ではありません。

形稽古とは、ある一定の決められた所作や動作に示した「型」の本意を理解して自らの身体で正確に再現することを目的とする稽古法と言われています。

千葉周作は、「体づくりと技を学ぶための基本であり、それを基にして試合で臨機応変の動きを十分に練った後、再び型に立ち返り、無念必勝の妙所を会得せよ」と述べています。

その後、1886年に警視流木太刀形、1906年大日本武徳会制定剣術形、1912年大日本帝国剣道形が制定されました。このような歴史を踏まえ、現代剣道の理合・間合・気合は剣道の「型」ともいえる剣道形を1981年全日本剣道連盟は原本の文章表現や用語および仮名遣いなどを見直し原本をやさしい文体に改めて分かりやすくするとともに、統一見解として「日本剣道形解説書」を制定されております。
草々

無題

茂呂理事長さんの作法・礼法について、私なりの追記です(重く受け止めないでください 受け流しても結構です 笑)

史実に基づき、誠に端的に経緯を明確に言語化してくださいました
ありがとうございます

現代剣道人では、そこまで思いを馳せる人はなかなか見あたりません

年に一度五月の全日本剣道連盟京都演武大会では、古流演武はもちろん、現代剣道の立ち合いにおいてもその名残りがまだまだ見ることができます(少ないですけど 笑)

たとえば、私の大学時代の剣友
京都武徳殿での立ち合い演武で正面(神座)への礼の際、持ち替えて右手での提刀でしています
彼に聞いたところ、無意識でそうなってしまうとのことでした
彼は十年ほど前に範士号を授与されている無欲の剣友です(九州在住)

ちなみに、私の大学時代(武道学科)の剣友同期の13人(内一人は女性)、範士ハ段二名(九州出身の静岡県在住)
そして、特筆すべきは静岡県出身の東京現在住で全剣連重鎮(役職)の三年前に八段合格した努力と器のでかい人(私の絶大なる信頼を寄せている人 科学者でありながら人情の人)

いやいや、私がここで言いたかったことは

東京教育大学(←東京高等師範学校→現筑波大学)の
武道学科 第1期生として学んだことは 高野佐三郎→中野 八十二→ 佐藤成明→香田→鍋山→有田
と受け継がれている『高師 五行の形』における『指建礼』について、でした

詳細については、要望があれば、お伝えする用意はあります

ところで、みなさんの頭の中に一番占めていることは何ですか?

うまいサゼスチョンはできませんが
きっと、同調はできると思います

茂呂理事長さん
これからも、その調子で発信、おねがいします 

    松風庵住
       松舟

礼法と所作について

古流(古武道)と呼ばれる多くの流派では、演舞を始める際、演武場の中央に太刀先を交えて木刀(刀)を置き、演武者は左右から進んで木刀(刀)の柄のところに蹲踞し、指先を床につける「指建礼(しけんれい)」を1800年頃から行っていたと言われております。

そうした蹲踞礼の形式が立礼の形式に変わったのは、1906年大日本武徳会制定剣術形に明記され、この立礼の形式は、「神前や天皇への礼」「師への礼」「同僚への礼」という三節の礼の形式と言われております。

その後、1941年文部省によって「神前や天皇への礼」=最敬礼(約45度)「師への礼」=敬礼(約30度)(「同僚への礼」=会釈(約15度)と定められました。

この座礼と立礼が混在する礼法は試合の礼法にも援用され、全日本剣道選手権大会はこの方式を採用しております。
草々

剣道の稽古法について

剣道の稽古法についてご紹介いたします。

切り返しは、剣道の移動方法である送り足と踏み込み足、また打突方法である正面打ちと左右面打ちを組み合わせた基本を確認する稽古法と言われています。

打ち込み稽古は、元立ちの示す打突部位(隙)に対して連続的に打ち込んでいく稽古法と言われています。

掛かり稽古は、掛かり手が元立ちの隙をねらって果敢に打突していく稽古法であり、打ち込み稽古と異なり、元立ちが掛かり手の打突をかわしたり、体当たり等で体勢を崩すなどして安易に打たせないところに特徴があります。気力を旺盛にして相手に挑む、より実践的な稽古法と言われています。

地稽古は、両者が剣道のさまざまな攻防の技術を用いて有効打突を競う実践的稽古法と言われています。互格稽古は、相手が自分と同じレベルであってもまたは実力者であっても互格の気持ちで対する稽古法と言われています。

引き立て稽古は、上手な者が下の者の技量に合わせて必要とされる気力や技術を発揮させるような稽古法と言われています。
草々

剣道の一本について

定期的な投稿を怠っていたので過去にご指導しただいた先生方からの言葉や私が購読した書物の一部をご紹介して行きます。
私の思いも付け加えて掲載しますのであしからず・・・です。


 剣道の一本は、お互いの構えや動きに隙が見いだせないまま、張り詰めた二人の攻防が続き、その中で相手の動きの一瞬を突いて相手の面に竹刀が炸裂し「面あり!」見事な一本が決まります。

その一本に、会場の観客から歓声やどよめき声が響く中開始線に戻り、まさに爽快感が全身を包む瞬間でもあると思います。

 剣道では、試合の中で「一本」の判定が下り、時計は止められても「ガッツポーズ」や「ことさらに一本を誇示する行為」は許されません。こうした「相手への礼を失した行為」があれば、即刻合議にて審判員有効打突の判定に対して、三審にて話し合い最終判断を統一して、その「一本」は「見苦しい引き揚げ」と判断さてた場合は取り消されてしまいます。

 こうした試合規則の中に盛り込まれる「一本」は(武術-武芸-武道)の系譜から来ていると言われております。
草々